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水木しげる御大が描き起こせなかった妖怪

を掘り出して描いてみたいですね。

水木先生のおかげで多くの妖怪が消えずに残りましたが、まだまだ世の中には局地限定レベルでの妖怪が沢山残っています。
そんな妖怪を描いていけたらいいなと思う今日このごろ。
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さがり

さがり(ピクシブ百科事典記事)
密かに新規記事作りました。妖怪の「さがり」について。
実は結構編集してます。恐らく手間かけた時間と文章量を作品にしたら普通に1作品できるんじゃないかな…。

水木しげる先生のデザインの「さがり」は本当に秀逸なデザインですよね。

ツイッターの妖怪つぶやきまとめ⑧

今日は狸シリーズ。佐渡と徳島を初めとする四国は狸王国なのはみんな知ってるよね!(ニコォ
徳島は怪異は何でも狸のせいにするらしいが、徳島の知り合いに聞いてみたら半分本当だったよ!


○妖怪つぶやき066 狸憑き 憑き物妖怪
狸が憑くのは全国的に言われるが、特に徳島を中心とした四国に多い。
症状は人により様々で、原因不明の病気、憂鬱になる、饒舌になる、暴力的になる、色ボケになる、悪食をする、大食など常軌を逸した行動を取るようになる。
ならば今の世そんな行動をとる人が多いのは狸が憑いてるんだろうな。

○妖怪つぶやき067 隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき) 愛媛狸妖怪
愛媛でいう親分狸。四国八百八家の子分を従える。某平成狸合戦にも出ているが、死んでしまう。
九万山に住み着き、松山城の守護神として崇められてたが、お家騒動の時に封じられてしまう。
後に開放され、その場所はお堂となっている。

○妖怪つぶやき068 金長狸 徳島狸妖怪
徳島でいう化け狸。六右衛門狸という親分の元で修業をしていたが、ふとしたことで親分の怒りを買い、それをきっかけに徳島の狸は二派に分かれて大戦争をした。
結果的に金長狸側が勝つが、傷が深かったために亡くなってしまう。後に金長大明神として祀られる。こちらもぽんぽこに子孫が出ている。

○妖怪つぶやき069 屋島の禿狸 香川狸妖怪
香川でいう化け狸。太三郎狸とも、こちらも平成狸ry。昔、平家の大将が矢傷で死にかけていた夫婦の狸を助けた。狸は恩義を感じて代々平家の守護を誓った。
こちらはその子孫だという。平家が滅亡してからは屋島に戻って守護神となり、300の眷族を従えるようになった。しかし、最後は猟師に撃たれてしまい、その後は徳島に移る。

○妖怪つぶやき070 風狸(ふうり) 飛行狸妖怪
鳥山石燕の絵にある狸の妖怪。狸か川獺ぐらいの大きさで、目が赤く尾は短い、色は青黄で黒っぽく、豹のような文様がある。
昼は動かず、夜に風に乗って飛びまわる。打ち叩くとたちまち死ぬが、口に風を受けると生き返る。基本不死身だが、石菖蒲で鼻を塞げば死ぬという。
東南アジアのヒヨケザルがモデルとも。

ちなみに、狸は狐より化けるのが上手いとされる。狐は人を惑わすために化けるが、狸は人を馬鹿にするために化けるという。

ツイッターの妖怪つぶやき⑦

本日は5体だけね。地霊や神霊についてもあるので、神霊廟プレイ前に見てたりするとありがたいね。

○妖怪つぶやき061 ノウマ モノアイ人食い妖怪
島根県に伝わる妖怪。漢字で書くと「野馬」。
一つ目の妖怪で夜に一人歩きしている人間を見つけると突然現れてその人を食べてしまう。
水木先生は伝承地方に古い神楽などが残されているため、かなり古い妖怪ではないかと推測している。

○妖怪つぶやき062 五徳猫 火起こし妖怪
五徳をかぶった猫の妖怪。二又尻尾を持ち、火吹き竹で囲炉裏で火を起こす。
鳥山石燕が土佐光信が描いた百機妖怪絵巻にいた同様の妖怪をモデルとしたとされる。
鬼太郎アニメでは3期と4期に登場。3期と4期では全く設定が違う。

○妖怪つぶやき063 七本鮫 龍人使い妖怪
愛知、三重に伝わる妖怪。愛知では龍神の使いとされ、これがくる日は海で泳いではいけないとされる。
三重では「おさごい日」という祭日に現れ、昔これを1匹捕えたために流行病が蔓延したとされる。

○妖怪つぶやき064 地霊 地に住む霊
地中にいる霊。水木先生の著作「木槌の誘い」では「生物ってのは大地から生まれた、従って地霊というのもいる。」と記述がある。
つまりは人間の霊や動物霊ではなく、大地から直接生まれた霊なのだろうか。非常に興味深い霊である。
ちなみに、この本は稲生物怪録のことも載ってるので興味があれば購入してみては如何だろうか。
あと、地霊殿に出てくる霊はこれとは別もの。

○妖怪つぶやき065 神霊 位の高い霊
霊の世界でも上級なもので、実は妖怪より位が高い(というより妖怪がかなり低い)と水木先生の「木槌の誘い」には書いてある。
神霊廟バックストーリーでは非常に強い人間の欲や想い、恐怖、感情が霊体として出たものとある。
求聞史紀にも記述はある。…が、神霊廟とは違い、水木先生のものに近い。とにかく、芳香に簡単に食べられるような霊ではないのだ。

ツイッターの妖怪つぶやきまとめその⑥

○妖怪つぶやき051 ジンベイサマ 大量妖怪
宮城県の妖怪。首から尾が分らないほど大きなもので、船の下に潜って船を持ち上げることもある。これが現れると、カツオが大量になるという。
また別の書物では、「あやかし」のように細長くて船を跨いで油を落としていくという。
名前からしてジンベイザメのことかと思われるが、こちらは細長くはない。
またこれも水木先生の絵は無い。

○妖怪つぶやき052 コロビ まとわり妖怪
島根県の妖怪。夜道で人の足元にまとわりつくすねこすりタイプの妖怪。
すねこすりが伝わる岡山県でも別地方でこれが伝わっており、コロビッチと呼ばれている。ちょっと名前が酷い。
これも水木先生の絵は無い。

○妖怪つぶやき053 絵馬の精 神降臨妖怪
浅草で医者をやっている男がいたが、本業片手間に絵馬の研究をしていた。ある時に出先で雨に会い、ある堂で雨宿りしていると、一人の老人が現れて絵馬の制作上の秘法を伝授してくれた。
他にも絵馬の中の人が出てきて宴をしていた話もある。私にも創作の神が来てほしいところである。

○妖怪つぶやき054 波山(ばさん) 火吹き鶏妖怪
火を吹く鶏のような怪鳥。ヒザマと若干キャラが被ってる。吐く炎は燃え移ったりすることはなく、普段は竹藪に住んでおり、時々人前に現れてはバサバサと羽根を羽ばたかせる。
実在の鳥、「ヒクイドリ」がモデルとも。

○妖怪つぶやき055 センポクカンポク 水先案内人がま妖怪
富山県の妖怪。人間のような顔を持つ大きなヒキガエルの妖怪。人面オタマからヒキガエルになった某ポケモンは関係ない。
死者の霊魂の番をする妖怪で、墓場まで案内したりする。ちなみに、この単語でgoogle画像検索をすると、私の描いた雷パンチレティが掛る。

○妖怪つぶやき056 血塊 マタニティ殺し妖怪
埼玉県、神奈川県、長野県に伝わる妖怪。牛に似た顔の毛むくじゃらの怪物。
お産の際に生まれ、これが家の縁の下に潜り込むと、産婦の命が危ないという。そのため、出産時には縁に屏風を立てて潜りこめないようにした。
医学の発達していない昔のお産は危険なもので、奇形児が妖怪視されることもあった。

○妖怪つぶやき057 送り雀 チチチチ妖怪
和歌山県、奈良県の妖怪。夜の山道を歩いていると、チチチチと鳴いて飛びまわる。
和歌山ではこれが鳴くと狼や送り狼が出るとされていたため、注意を払った。
ちなみに、夜雀の近縁種である。

○妖怪つぶやき058 夜雀 チンチン妖怪
ついでに紹介。みすちーのおかげで比較的メジャーになった妖怪。
高知、愛媛、和歌山県に出る妖怪。山道を歩いていると、チッチッ、チンチンと鳴いて付いてくる。
その鳴き声は高知では不吉なもの、愛媛では山犬の前触れ、そして和歌山では魔物から守ってくれる(!?)とされる。
ちなみに、チンチン鳴くのは和歌山の奴。
実は高知の一部ではこれを蛾であるとしている(今日初めて知った)。

○妖怪つぶやき059 精霊風(しょうろかぜ) 悪い風妖怪
長崎県五島地方に伝わる怪異。盆の16日朝に吹く風で、これに当たると病気になるため、これが吹く時は墓地などには行かないという。
以前紹介した鞭などように風の妖怪は案外多い。もうすぐシーズンですね。

○妖怪つぶやき060 樹木子(じゅぼっこ) 吸血木妖怪
多くの死者が出た戦場跡などに出る妖木。見た目は普通の木だが血に飢えており、近くを人が通りかかると枝が伸びて人を捕まえる。
古文書などに記述は無いため創作妖怪とされている。水木先生の作品によく見られるが、水木先生自体がどの妖怪が創作であるかなどは明確にしておらず、はっきりしていない。
また、鬼太郎内では、のびあがりが出す吸血木や吸血樹など吸血する木の妖怪が多く出る。
誰ぞ?

サラマン

Author:サラマン
痛い子です。基本的に絵の更新します。

東方とかゆめにっきとか妖怪とか相撲とかTHE BACK HORNとか天文とか野鳥とかその他様々なサブカル趣味を持っている。

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