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妖怪四十七士に物申す~中国・四国・九州・沖縄編~

第6回東方人気投票 レティ支援絵二枚目。

かみなりパンチレティ。

雷パンチレティ

るみゃーどりぃでレティがかみなりパンチ覚えるのでそれをイメージしましたwww
攻撃力高そうなのに低いというレティさんでした。防御は見た目通り高いんだけどねw


○鳥取県代表『呼子』(人気投票全体の70%)
人気投票結果上位「呼子」
個人的希望「特になし」

ヤッホー!
と「呼子」となった鳥取県。砂丘で叫ぶのかしら?いや、違うかwそういえば青坊主が以前石川行こうとして鳥取砂丘で迷ってたなww
呼子はおなじみ山彦(やまびこ)に関する妖怪ですね。
昔、山彦は妖怪の仕業と考えられていたのは有名な話。他にも山彦の正体は動物が発しているだとか、木の霊「木霊(こだま)」が発しているとかされていました。
だから「声がこだましている」の「こだま」は木霊からきたとかなんとか。

それにしても一度は水木しげるロードには行きたかったかなぁ。

○島根県代表『火車』(人気投票全体の27%)
人気投票結果上位「石見の牛鬼」(63%)
個人的希望「おりんりん」もしくは「ノウマ」

「火車」ですね。おりんりんですね。
ヤマタノオロチ、牛鬼など意外と強豪妖怪があつまる島根県代表となったのはなんと火車。
火車自体は実は全国に伝わっている(特に西日本に多い)妖怪で死体を持ち去る妖怪である。
五期アニメでは既に鬼太郎に負けたという(おそらく目玉親父の逆モチ殺しで)ことになっていて、鬼太郎には反抗的だが、目玉の親父には頭が上がらないという状態でした。
鬼太郎通にはニヤリとさせる演出でしたねw
しかし、二期アニメ「火車」の逆モチ殺しは超グロデスクで多くの人にトラウマを残しましたとさ。
ようつべで探したらあるかなぁ。

「石見の牛鬼」は皆さんご存知の牛鬼とはちょっと違うもので、赤子を抱いた女性で現れ、少しの間赤子を抱いてくださいと言われて抱いていると、いつの間にか女性は消え、海から牛鬼が現れて逃げようにも赤子が石になって重くて身動きがとれなくなるというものである。
牛鬼自体様々な場所で伝わっているもので、愛媛や和歌山にも伝わっています。和歌山のものは人を助けたものもあるってWikiに書いてた!(ぇ
また、変わったものでは怪火として伝わっているものもありますね。

「ノウマ」は妖怪としてはかなり古いものらしく、夜中に一人で道を歩いていると突然ニューッと現れてその人を食ってしまうという一つ目の妖怪。
・・・ってか、これ島根の代表にされてもこまるなww
ほかに古い部類の妖怪は瀬戸内海に出るという「たくろう火」などもありますね。

○岡山県代表『すねこすり』(人気投票全体の64%)
人気投票結果上位「スネコスリ」
個人的希望「さがり」

妖怪大戦争でも大活躍だったすねこすりが鬼太郎にも登場。もうすっかりメジャーな妖怪である。
夜道に急いでいると足にまとまりついてくる妖怪で、恐怖感を煽ってくるまさに妖怪らしい妖怪。
別に水木先生の絵みたいに「猫っぽい」ってワケでもなく、「犬のようなもの」と表現されている。
でも名前に「ねこ」ってあるから猫のイメージがどうしてもでてくるw
ちなみに、人気投票時の名前は何故かカタカナでしたw

「さがり」は馬の首の妖怪で榎の木からぶら下がって「ヒンヒーン」と鳴く妖怪。
九州にも伝わっていて、「見たら熱病にかかる」や「馬の足がぶら下がっている」など様々。
ただし、共通しているのは榎などの大木にぶら下がることだそうだ。
ちなみに、水木先生の「さがり」はこれでもかと洗練されたフォルムでなかなかカッコイイ姿をしていますw
実家にある「妖怪大図解」では馬と人と大蛸が榎の木の下で組み合っていつの間にかこの妖怪になったとかw
心臓が3つある、3つある目で晴れや雨でも問題なく見える上に人の人相も見る、吸血するための吸盤がある、尾は鎖のように固いなどなどかなりのスペックを持ってるもようで、ぶっちゃけすねこすりより強いw

○広島県代表『おさん狐』(人気投票全体の23%)
人気投票結果上位「山ン本五郎左衛門」(67%)
個人的希望「山ン本五郎左衛門」か「たくろう火」

「おさん狐」は化け狐である。狸のえらいさんが二人もいる四十七士の中の貴重な狐分。
武士に斬られても直も化けるというまさに化け狐。うん、なんかあんまり言うことないww

「山ン本五郎左衛門」は一言で言うと魔王ですw
かの有名な「稲生物怪録」に登場した妖怪の総大将で、四角い顔をした大男である。
稲生物怪録は要約したものがネットにチラホラありますが、それぞれ微妙に内容が違うのでちゃんとした本を買うことをオススメします。

○山口県代表『次第高』(人気投票全体の0%)
人気投票結果上位「周防の大蝦蟇」(83%)
個人的希望「大首」

次第高、見上げるほど高くなっていく見上げ入道の類の妖怪です。同じような類の妖怪でも水木先生はちゃんと絵にしてますねw
ずいぶんと愛嬌のある姿ですが、おそらく四十七士で一番巨大な妖怪か。まあ、伸縮自在ではあるがw

「周防の大蝦蟇」は手元に資料がないのでなんとも。

「大首」はその名の通り大きな首の妖怪。山口の他にも江戸にも出たそうだ。
特に何をするというわけでもないが、大きな首がお歯黒を塗った歯でニタニタと笑うわけだから見た目だけでもかなり恐ろしいものである。
鬼太郎では常連の敵であり、骨女とつるんでたり、強風を操ったりとかなりの強敵。
しかし四期アニメでは古代に存在した王国の国王であり、今までと違い随分と大人しく、補佐だった骨女を大事にしていた。
しかし、五期アニメでは本来大首が出るはずの場面は舞首にとってかわられてしまった。
でもOP後のテロップで毎回出てるからいいじゃないかとwあと2期EDにもちょっといたなw

○徳島県代表『子泣き爺』(人気投票全体の48%)
人気投票結果上位「金長狸」(48%)
個人的希望「夜行さん」

鬼太郎ファミリーなので仕方なく子泣きの爺さんとなった徳島県。
徳島県は怪異があると何でも狸のせいにしていたと言われるほど狸一色な県である。

「金長狸」は手厚く保護したため、益を運んでくれた狸である。
「夜行さん」は節分に現れる一つ目の鬼で、鬼太郎ではお馴染みの発明家。
しかし、本来は首無し馬に乗ってやってきて、これに出くわすと投げられ蹴り殺されるという恐ろしい妖怪。
しかも妖怪大図解では「棘付きの豆」を投げてきて目を潰してくるという。鬼のくせに豆を恐れない奴であるw

○香川県代表『手洗い鬼』(人気投票全体の30%)
人気投票結果上位「屋島の禿狸」(41%)
個人的希望「高坊主」

手洗い鬼。こちらも四十七士の中では最大クラス。
山と山との間12キロをまたいで海で手を洗うという妖怪。ダイダラボッチの子分とされている。
何のために手をあらうかは分らないが、バシャバシャと大きな音をたてるそうだ。

「屋島の禿狸」は手元に資料がないので何かわかりませんでした。
「高坊主」は見上げ入道の類の妖怪。水木しげるの絵では理科室にある長いタワシみたいな姿をしてますw

○愛媛県代表『隠神形部狸』(人気投票圏外)
人気投票結果上位「犬神」(50%)
個人的希望「烏天狗」

ずいぶんと読みづらい名前ですが、「いぬがみぎょうぶだぬき」と読みます。
808匹の子分をもつ狸の親分で、その子分もそれぞれ親分なわけだから狸社会の社長みたいなものである。
松山城を乗っ取ろうとしたが、広島の稲生武太夫が山ン本五郎左衛門からもらった木槌で狸たちを打ちのめし、808匹の子分とともに洞窟に閉じ込めてしまったそうだ。
その洞窟は今でも松山市に山口霊神という神社として残っているそうだ。

「犬神」は人に憑依する犬の霊である。あまり良い妖怪ではなさそうだ。
四国には犬神に憑かれたという話は数多いらしく、憑かれた場合、医者でなく、祈祷師に頼まなければならない。

「烏天狗」はお馴染み射命丸ですね。もう既に群馬で決まってしまってますが、水木しげるの「妖鬼化」では愛媛の妖怪に分類されている。
時間や空間を一気に飛び越えることができ、刀や槍のような武器を持って人間を襲います。文のようにペンを持つのはまた幻想郷での話w
神通力も持っていたが、ある高僧によってこれを失い、鳶(とんび)になって飛んでいったという。烏なのか鳶なのかどっちなのかとw

○高知県代表『山爺』(人気投票全体の30%)
人気投票結果上位「シバテン」(47%)
個人的希望「特になし」

「山爺」は山鬼のことで、目一つ、足一つの老人とされてます。一本ダタラも目一つで足一つなので近い部類ですねw
人に似ているとよく言われるが、流石に目一つで足一つ、おまけに水木先生の絵だと口も大きく裂けているのでとても人とは思えませんw
四期アニメでは蝶々を追いかけるほどのかなりの天然キャラとして登場し、場の空気を和ませていたw
ちなみに、歯が丈夫で猿の頭もバリボリと食べるそうだが、人を襲ったという話は聞かない。
山姥はよく人を襲うのに山爺は見た目と違っておとなしいのかもしれない。

「シバテン」は芝天狗とも呼ばれるが、四国の河童、またはその親類である。
その証拠に相撲が好きで、ある老人が少年の頃、このシバテンに相撲を挑まれたが、何度も挑んでいるうちにいつの間にか一日が過ぎてしまったという。
また、四国では河童は猿猴(えんこう)とも呼ばれ、このシバテンが旧暦6月7日に川に入ると猿猴になるともいう。
つまり、猿猴が山に入るとシバテンになるようだ。
河童が秋に山に入ると山童(やまわろ)になるというのは西日本でよく言われているようで(東日本では全くの別物としてる)、シバテンはこの山童の類の妖怪であるとされている。
ちなみに、山童は山仕事や畑仕事を手伝ってくれるが、ちょっと頭が弱く、手伝ってもらう際にいくつか決まりがある上にお礼もちゃんと持て成さないといけない。
また、お餅の代わりに大きな石をあげるとそれを飲み込んで死んでしまったというかわいそうな話もある。妖怪は大切にしようね。
・・・にとりも山童になるのかな・・・。
ちなみに、河童と山童は全く見た目も性質も違うものである。なんというビフォーアフター。

参考文献 水木しげる著「妖鬼化~中国・四国編~」


○福岡県代表『ぬりかべ』(人気投票全体の67%)
人気投票結果上位「ぬりかべ」
個人的希望「特になし」

「ぬりかべ」ですね。みなさんご存知のぬりかべですw
五期アニメではついに家族持ちに。妻の中の人はルフィと一緒ですw
実は水木先生が遭遇したことのある妖怪でもありますね。とはいえ、福岡ではなく戦時中の南方のジャングルで遭遇し、道を塞いでいたのはコールタールのようなものだったとか。
一応伝承では夜道をあるいていると急に前が壁になり、どこへも行けなくなるというもの。見晴らしのいい海岸にも出るということですから、単に前に障害物があるというわけではありません。
棒で下のほうを払うか、少し一服すると消えるという。こういう妖怪に遭遇した時はやはり慌てずに落ち着くことが一番ですね。
また、いくつか近縁種があり、塗り壁とは違い、形がはっきりしないという長崎の「塗り坊(ぬりぼう)」、狸の仕業としている徳島の「衝立狸(ついたてたぬき)」、高知県に出るという「野衾(のぶすま)」など様々。
これだけの例があるのだから、やはり昔の日本は妖怪が出るには格好の場所だったのだろう。一度お目にかかってみたいものである。

○佐賀県代表『ひょうすべ』(人気投票全体の12%)
人気投票結果上位「化け猫」(39%)
個人的希望「天火」

こちらも結構メジャーな妖怪ですね(ちびまる子ちゃんにも出てきたしね)。「兵主部(ひょうすえ)」と表記されることもあります。
実はひょうすべは九州地方の河童の呼び名である。見た目が全然河童と違うので河童と別物と思っていた人も多いであろう。北海道のミンツチに続く河童第二号である。
それでも、この佐賀県の代表となったのは、おそらくこの地に水難避けの歌として、「兵主部よ 約束せしを忘るなよ 川立男 氏も菅原」という歌があり、さらにおまじないまである。
人気投票上位は化け猫であるが、富山が猫又なのでこちらは決まらなかった。

「天火(てんか)」は空から降ってくる火の玉で、地上に落ちると転々として民家に入り込み、たちまちその家を焼いてしまうという妖怪。念仏を唱えながら追い回すか、雪駄を仰いで追い払えばいいという。
こんなヤツだが、3期アニメでは炎の妖怪五人衆の一人として鬼太郎に協力したという良い所もあるヤツ。
ちなみに、江戸時代の古書には天火に家を焼かれてしまったという人の話があり、代官所に「某(なにがし)が天火を雪駄で払ったものが、私の家に来て家を焼いてしまった。だから新築を立てる際の費用は某に払わせるように。」という請願書を出したという。
いちゃもんのダシにされてしまう天火なのであった。

○長崎県代表『磯女』(人気投票全体の30%)
人気投票結果上位「ゲドガキノバケモン」(42%)
個人的希望「足長手長」

「磯女」は各地に現れるが、磯女と呼ぶのは九州地方のみである。船を襲ったり、髪の毛で生き血を吸ったり、中には絶世の美女であるが、見ただけで死んでしまうというものもあり、かなり凶暴な類の妖怪である。
ゲゲゲの鬼太郎では赤ん坊を持っていて、しかも赤ん坊のほうが本体という状態である。ちなみに、水木しげるの妖怪大図解では赤ちゃんがリモコン脳という器官で母親を操っているというなんともいえないスーパーベビーっぷり。
アニメでもそこそこお馴染みだったが、五期では既に鬼太郎と戦っており、結局和解という形でその時は終わった。そして四十七士の証である紋章は赤ちゃんのほうに現れるという。
きっと磯女の社会は赤ちゃん中心なんだろうなぁ。母親も大変だぜ。

「ゲドガキノバケモン」・・・なんだか濁点が多くて言いづらいですが、長崎のゲドガキという場所に出る人食いの妖怪です。
ある父親が息子の夜鳴きを治すために「ゲドガキのバケモンに食わすぞ!」と叱った。すると外から「そんなら俺に食わせろ」と大きな声が返ってきた。
驚いた父親は「一人前になったら食わせる」とその場逃れの返事をしてしまった。これがいけなかった・・・。
その後、息子はすくすく育ち、一人前の若者になったが、ゲドガキを通ると「汝の父から汝はもらったぞ」と言うやいなや突然化け物が襲ってきた。
しかし、息子も力が強く、格闘の末無事に生還することができた。しかし、化け物はこの後もしつこく襲い掛かってきて、ついに息子は化け物に食われてしまったというなんとも哀れな話。
皆も子供をあやす際に妖怪の話を持ち出す時は気をつけましょうね。というか、良く人気投票上位に辿り着いたなw

「足長手長」は諏訪子のスペカにも「手長足長」としてありますね。Wikiでは足長手長と手長足長は別物とされていて、伝承の内容がかなり違いますが、姿は一緒です。
こちらの「足長手長」のほうは普通に妖怪で、足長国の足長人が手長国の手長人を背負って海で漁をするものである。
また、足長手長が出ると決まって天気が崩れるといい、場合によっては足長だけが海の上を自慢の長い足で彷徨っていたりすることもあるようである。
妖怪大図解では現世とあの世の境に住んでいると書かれていたりする。家が巨大な2枚貝の中に作られていて案外おしゃれであるが、立てられている家は当然昔ながらの和風建造物であるw

○熊本県代表『アマビエ』(人気投票全体の62%)
人気投票結果上位「アマビエ」
個人的希望「特になし」

五期アニメでいっきにメジャーな妖怪となった「アマビエ」。同じ熊本出身の「油すまし」を差し置いて熊本代表に。アニメの通り、予言をする妖怪である。
昔熊本の海に光るものがあり、役人が行ってみたところアマビエが出てきて、「これから六年は諸国豊作だが、病気が流行ったら私の姿を写して早々に見せよ」と言ったそうだ。
同じく予言をする妖怪には「件(くだん)」という牛の腹から生まれ、予言をするがすぐに死んでしまうというものもある。
こちらはぬ~べ~にも出てきて、そのグロデスクさに読者に大きなトラウマを与えたが、水木しげるの件(妖怪絵のほう)は非常に可愛らしく描かれており、ぬ~べ~の件を見慣れた人はその可愛さとぬ~べ~でのグロさが相まって複雑な気分になるだろうw

○大分県代表『セコ』(人気投票全体の14%)
人気投票結果上位「船幽霊」(39%)
個人的希望「特になし」

「セコ」は山童(やまわろ)の一種で、人まねをしたり、女性や子供の手を引いたり、通り道に家を建てると揺さぶったりと悪戯をするが、鰯の頭が苦手で「鰯をやるぞ」というと悪さをしなくなるという。
また、獣の声を真似て猟師を迷わせるが、猟師が騙されてることに気付くと「俺が悪かった」と謝ったりするそうだ。おかしな妖怪である。

「船幽霊」は水死した者が化けて出てくる妖怪の代表格であり、五期アニメでも海座頭の使いパシリとして登場した。
ってか、これもあまり選ばれて喜べる妖怪ではないなw

○宮崎県代表『やんぼし』(人気投票全体の57%)
人気投票結果上位「豆狸」(57%)
個人的希望「やんぼし」

「やんぼし」とはこれまた見上げ入道の類でさらに人さらいの属性がついたものである。四十七士の中では非常にマイナーな妖怪の類である。
九州では山伏や山法師のことをやんぼしと呼んだりしているので、妖怪やんぼしは山伏や山法師の幽霊という意味もあるかもしれない。
そして数少ない飛行タイプの妖怪なので結構優遇されてそうだw

「豆狸」とは昔、俳諧師(はいかいし)がとある8畳敷きの民家に呼ばれ、歌の会をしていたが、民家の主人が歌が上手く、調子付いてきた俳諧師が煙草の吸殻を畳に落とすと、畳が一気にまくれあがり、俳諧師は大地に投げ出された。
気が付くとそこは広い野原で8畳敷きの民家など何処にもなかった。このことを里の人に話すと、「それは豆狸の睾丸に吸殻を落としたからだ」と言われたという。
豆狸は西国に多く、小雨の降る夜は睾丸を拡げ頭に被って酒を買いに来て、そして酒の肴を探して歩くという。
とりあえず、豆狸には何かとキンタマが関わってくるのでやんぼしが選ばれたのかもしれないw
まあ、平成狸合戦ぽんぽこでもキンタマ出まくってたけどなw

○鹿児島県代表『一反木綿』(人気投票全体の84%)
人気投票結果上位「一反木綿」
個人的希望「辻神」

鬼太郎ど~ん。と、もう知らない人はいないほどの著名妖怪、「一反木綿」です。八奈見さんマジ最高ですww
しかし、一反木綿自体は本来恐ろしい妖怪で、ふわふわと飛んできては人の首や顔に巻きついて窒息させてくるのである。
何気に子供の頃の水木先生もこれを見たことがあるというが、何となく人懐っこい感じだったという。
最近では福岡県で新幹線と同スピードでついてきたのを乗客が見たというが・・・?

「辻神」は前も解説しましたっけな。辻に住む災いをもたらす妖怪の総称ですね。
T字路の突き当たりは昔から異界の入り口であると言われていて、T字路の突き当たりに建物を建てると災いが起こるとされているのだ。
だから、突き当たりの家は石敢當と呼ばれる魔よけの石を備えるのだ。
まあ、これは以前も取り上げたと思うのでざっくりとw

○沖縄県代表『アカマタ』(人気投票全体の40%)
人気投票結果上位「アカマタ」
個人的希望「ザン」

いよいよ最後、沖縄ですが、「アカマタ」は妖鬼化に載っていないのでどうしようもありませんw初めはキジムナーになるかなぁと思ってたよw
ということで、「ザン」。これは人魚ですね。福井の「若狭の人魚」とは違い、上半身は美女、下半身は魚のポピュラーなやつです。ある3人の猟師が網を引き上げるとこれが掛かっていて、土産に持って帰ろうとしたが、ザンは涙を流して海に返してくれという。
猟師は顔を見合わせ、海に放すと、ザンは猟師の村に津波が来ることを教えて去っていったという。そして予言どおり大きな津波が村を襲ってきたというお話。
水木先生の絵ではおっぱい丸出しなのでザンになってくれればちょっと嬉しかったかもしれないw


ということで、以上で四十七士に物申すコーナーは終了です、お疲れ様でした。そして最後まで見てくれてありがとう!
今回、妖怪四十七士について一言シリーズをやってみて、自身も新たな発見や再確認することもあったし、ブログも本来は東方メインなのに妖怪で検索して来てくれる人がたくさんいたりして、非常に大きな効果をもたらしてくれましたw
今後は不定期に面白そうな妖怪をピックアップするコーナーでもやろうかと考えています。やっぱり妖怪は果てしない存在ですなぁ。


主な参考文献
水木しげる著 「妖鬼化~東北・九州編~」
       「妖鬼化~関東・北海道・沖縄編~」
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妖怪四十七士に物申す!~中部・近畿編~

最近Rumiardryにハマっております。ラスボスもなんとかクリアしますた。
面白いのでオススメしますよw
るみゃーどりぃ



○新潟県代表『団三郎ムジナ』(人気投票全体の51%)
人気投票結果上位「団三郎ムジナ」
個人的希望「一目入道」

ムジナ、つまり狸ですな。昔は狸とムジナは別物とされてましたが、近年同一なものだと分って統一されたとかなんとか。
佐渡と四国は狸の楽園だとされてますねぇ。逆に北海道は狐の楽園とされてます。
んで、狸のえらいさんが出てきたわけだ。これはかなりの戦力になりそうだぜ。
ちなみに、愛媛県も狸のえらいさんですな。これはまた愛媛の妖怪紹介時にでも。
ちなみに「一目入道」は水中では天下無敵、地上では超弱い頭に大きな目がついた河童に似た妖怪。
五期アニメにも登場し、かわうそに嫉妬して一悶着起こしたが、後にかわうそと和解。とある人間の少女とも仲が良いと結構な優遇具合だった。
ちなみに、五期アニメでは石川県の妖怪とされてるが、水木しげる著の「妖鬼化」では佐渡の妖怪とされてる。

○富山県代表『猫又』(人気投票全体の32%)
人気投票結果上位「猫又」
個人的希望「センポクカンポク」

なんとも意外にも猫又となった富山県。橙なわけだ。
一応水木しげる著の「妖鬼化」では新潟県の事例だけが載ってるが、まあ、言ったもん勝だろうか。
ちなみに、「センポクカンポク」は死人の家に現れる蝦蟇の妖怪。特に何をするというわけではない。
センポクカンポクが伝わる所では蝦蟇は神のように扱われており、蝦蟇に伝わる色々なおまじないがあるそうだ。

○石川県代表『かわうそ』(人気投票全体の48%)
人気投票結果上位「かわうそ」
個人的希望「火取り魔」

五期アニメではすっかり可愛いキャラとして定着してるが、日本に伝わるかわうその話の中には女に化けて男を食い殺したという恐ろしい話もある。
たかがかわうそ、されどかわうそ。
ちなみに、「火取り魔」は火を吸い取る妖怪で、五期でアニメにも登場し、街中のエネルギーを吸収し、鬼太郎をあと一歩まで追い詰めたというかなり強い部類だった妖怪。現在は青坊主によって石川に封印されてるそうだ。
ぬらりに買収された当初はもともと気が弱かったが、エネルギーを吸い尽くしてからは俺TUEEEEEEEEE状態でした。
何事もほどほどにしようね。

○福井県代表『若狭の人魚』(人気投票圏外(しかし「人魚」自体は項目にあり、全体の25%を占めている))
人気投票結果上位「びしゃがつく」(51%)
個人的希望「びしゃがつく」

おそらく妖怪四十七士一番のグロ妖怪かw
日本にも多数人魚の話が伝わっているが、ほとんどがグロデスクな外見の人魚の話ばかりである。この若狭の人魚もそのひとつであろう。
ちなみに、かの有名な八百比丘尼(人魚の肉を食らい、八百八歳まで生きた尼)の食べた人魚の肉はこれだそうな。こんなもん食えるかwwwww
そういえば、高校の中庭の池に人面魚がいたなぁ、鯉だけどね。上から見たら見事に鼻のあたりが人の顔に見えるのww
ちなみに「びしゃがつく」は夜道を歩いていると「ピシャッ・・・ピシャッ・・・」と足音が聞こえてくるというべとべとさんの類の妖怪。
実は水木しげるの「びしゃがつく」の姿は2種類あったりする。

○山梨県代表『小豆洗い』(人気投票全体の30%)
人気投票結果上位「小豆洗い」
個人的希望「天井下がり」

有名な小豆洗いさんここで登場です。
小豆のパワーは凄いよ!某妖怪大戦争でえらいことなってたもんね。
ちなみに「天井下がり」は夜中に天井に逆さにぶら下がっている醜女の妖怪。トラウマだったので結構思い入れありますw
五期アニメでは幽霊列車や2期EDに登場。とある漫画では美人になって登場したり。

○長野県代表『ヤカンズル』(31%)
人気投票結果上位「鬼女紅葉」(45%)
個人的希望「ビジンサマ」

まさかのヤカンズル。テラヤカンwwこれ長野県民怒るだろうなぁ。
ヤカンズルは巨大なヤカンが木からぶら下がってるという下がり系の妖怪。中の液体は甘いらしい・・・!?(あやふや。甜茶か(マテ
また、鬼太郎には同名の妖怪が登場し、なんでも食べてしまう妖怪で、悪魔すら食べてしまっていた。
その食欲は鬼太郎親子ですら中で奮闘して倒すのに7年かかるほどである。
人気投票上位だった「鬼女紅葉」は魔王の申し子で、美しく、優しいところもあったが、邪悪な心が芽生えて討伐されてしまった悲劇の妖怪。
「ビジンサマ」は山に現れる黒雲に包まれた大きな丸い玉で、木のうなるような音をたて、これが通る日には山仕事を休まなければならないという。ある意味神のような妖怪。

○岐阜県代表『岩魚坊主』(人気投票全体の13%)
人気投票結果上位「かまいたち」(79%)
個人的希望「一声叫び」

また投票結果を結構裏切った形で岩魚坊主に決定した岐阜。
岩魚坊主は岩魚を取り過ぎるなと僧の姿で人間に注意してきた巨大な岩魚の妖怪。
「かまいたち」はFFの技にもある有名な妖怪。
「一声叫び」は山で人間に一声かける妖怪の総称。だから岐阜県のとある地方では山で人に声をかける時は2回続けて呼ぶそうだ。
この妖怪も結構思い入れあったりします。

○静岡県代表『波小僧』(人気投票全体の50%)
人気投票結果上位「波小僧」
個人的希望「さとり」

波小僧は雨乞いの達人で、人間の少年に助けてもらったことがあり、恩返しとして波の音で雨を知らせるようになったという妖怪。
「さとり」は地霊殿にも登場したあのさとりさん(とこいしさん。
人の心を読んで隙あらば食ってしまうという結構恐ろしい妖怪。

○愛知県代表『松の精霊』(人気投票全体の26%)
人気投票結果上位「おとら狐」(26%)
個人的希望「特になし」

同着だったっけか。とりあえず、松の精霊となった愛知県。
松の精霊はとある寺にあった2本の古い松から精霊が出てきて、住職から硯と紙を借りて厄除けをしてくれたという妖怪。
おとら狐については手元に資料がないのでさっぱり分らないというw

んまぁ、みんな水木しげるの「妖鬼化」買えばいいと思うよ!(ぇ
俺の解説はかなりはしょってるからね!地方名書くのめんどいから「とある」で済ませてるしね・・・。

○三重県代表『一目連』(人気投票全体の49%)
人気投票結果上位「一目連」
個人的希望「肉吸い」

ベアード様ではありません。一目連です。風の神様ですね。
某地獄少女でもイケメン役として出てましたが、水木先生の絵だとこんな姿になります。
四十七士の貴重な神役ではあるが、この妖怪が出ると、数百軒の家がまるで卵を潰すようにつぶれてしまうという。ある意味ベアード様とは別の意味で恐ろしい奴。
同時に貴重な水をももたらしてくれるから一概に悪い奴とは言えないぞ。まあ、風の神だし、仕方ないよね・・・。
ちなみに、肉吸いは熊野の山中に出てきて、美しい娘に化けては「ホーホー」と笑いながら近づき、たちまちその人の肉を吸い取ってしまう妖怪。和歌山にも出たよ!
しかし、「肉吸い」でググるとうどんばっかり出てきて何とも美味そうだぜフフゥー!

○滋賀県代表『鉄鼠』(人気投票全体の32%)
人気投票結果上位「大百足」(55%)
個人的希望「鉄鼠」

鉄鼠(てっそ)は高僧が鼠に化けたもの。結構設定が深くてここでは要約しきれないので以下のWikiもしくは、水木しげる先生の著書「妖鬼化(近畿編)」を読んでもらいたい。
↓Wiki
鉄鼠

案外大百足でも面白かったかもしれないね。
百足なら我が実家に毎年春先に出まくるんだけどな。「客足がつく」など縁起の良いモノとして捕らえてるところもあるけども、残念ながら実家は農家なので害虫以外の何者でもないぜ。

○京都府代表『輪入道』(人気投票圏外)
人気投票結果上位「鵺」(50%)
個人的希望「朧車」

なんで輪入道ほどの有名妖怪が投票圏外だったんだろうな。地獄少女にも出てたしね。
ちなみに、鬼太郎で言う輪入道は「ダイヤモンド妖怪」としても知れ渡っており、当たるとダイヤとなってしまう「炭素化光線」を吐いて鬼太郎を苦しめ、アニメでも散々鬼太郎と戦ったが、五期ではどういうわけか7話の「雪女」の話に背景に登場し、鬼太郎側の見方につくなど結構好意的。
その分、五期の輪入道が出そうな話では「片車輪」が出るなどの事態となっている。
しかし、実際の輪入道は「見ただけで魂を抜かれる」と言われるほど獰猛な妖怪なので京都に行った際は注意してもらいたい。
「鵺」はこれまたポピュラーな妖怪ではあるが、頭は猿、体は狸、尾は蛇、手足は虎というちぐはぐなパーツの妖怪で、その鳴き声は不吉されている。
五期鬼太郎では、「姿がはっきりしない」という妖怪で鬼太郎を昔の時代に引きずり込んだりなど結構一話にしてはスケールの大きな話となっていた。良回だったので是非とも見てもらいたい。
「朧車」は牛車の妖怪で、巨大な牛車に巨大な顔がついてるものが一般的である。
四期鬼太郎では、博物館に保存されていた牛車が朧車であり(牛車自体は再現もので、一部に発掘された当事の部品を使用していた)、何百年も眠っていた丘を壊させまいと身を徹して工事車両に突っ込む様は非常に印象的でした。
何気にGBAの鬼太郎のアクションゲームではコイツに苦戦させられたwジャンプじゃ避けられんほどでかいww

○大阪府代表『白坊主』(人気投票全体の13%)
人気投票結果上位「べとべとさん」(53%)
個人的希望「姥ヶ火」

白坊主ですねー。和泉地方に住んでるとされてます。
アニメでは顔がちょっと付け加えられて愛嬌のある姿になってますが、水木先生の絵のものは完全に真っ白なのっぺらぼうとなってます。例えて言うならでっかい半魂ですね(ぇ
流石にこれは夜には出てきてもらいたくはないですなw
「べとべとさん」はポピュラーな妖怪で夜に道を歩いていると誰もいないのに後から足跡がするという妖怪。
大阪よりも奈良県のイメージがありますが、この手の話は全国どこにでもある話だそうだ。
「姥ヶ火」はあれだね!妖怪大戦争でも出てきました。火の中に老婆の顔が見える妖怪ですな。三期では炎の妖怪五人衆の一人でしたが、四期では敵となり、クリスマスの日にリア充に向かって放火しまくってましたが「吹き消し婆」とのババア合戦の末敗れ去りましたwこの話も面白かったですねぇ・・・。

○兵庫県代表『長壁』(人気投票全体の38%)
人気投票結果上位「芝右衛門狸」(44%)
個人的希望「長壁」

先日北海道・東北版で出てきた亀姫の姉ですね。老婆の妖怪です。
こちらは何も災いを起こしたり益を運んできたりするわけでもなく、単にいるだけのようで、対人恐怖症なので年に一度城主が会うのみだそうだ。
「芝右衛門狸」は古狸の妖怪で、芝右衛門という農民の元に残飯を漁りに来た狸だったが、ある日「化けられるなら人に化けてみろ」と芝右衛門が言ったところ人に化けて出てきた。
そして物知りでもあったからたちまち人々の人気者となり、たいそうもてはやされたが、ある日、難波から来た芝居を見に行こうとして運悪く犬に噛み殺されてしまった。
それから暫く姿を現さなかったが、またしばらくして狸の姿で現れた。そして人々は「死んでも化けの皮を現さないなんて芝居の狸じゃあるまいし」と話し合い、今でもこれを祀った祠があるそうだ。
なんとも微笑ましいのかどうかわからんがw結構好きな話である。

○奈良県代表『砂かけ婆』(人気投票全体の30%)
人気投票結果上位「一本足」(51%)
個人的希望「しゃんしゃん火」か「べとべとさん」

鬼太郎ファミリーなので仕方なく決まった砂かけ婆である。
「一本足」は山に住む背中に笹の生えた猪「猪笹王(いのささおう)」のことで、狩人に鉄砲で撃たれて傷を負い、亡霊となり野武士に化けて温泉へ入っていたところ、宿の亭主に正体を見破られ、「狩人に恨みを晴らしたい」言ったが、土地の役人が頼んでも狩人は話を聞かなかった。
すると、猪笹王の亡霊は一本足の鬼となり、山を通る旅人を襲って食べるようになった。それから上人がこの鬼を封じたが、十二月二十日だけ自由にしてもいいと条件をつけたのでその地では、十二月二十日は厄日なんだそうだ。
結構十二月二十日って妖怪に関連する事って多いよね。もう二十日過ぎちゃったけどさ。
「じゃんじゃん火」は「じゃんじゃん」と音を立てて現れる怪火で、何かと災いをもたらします。

○和歌山県代表『一本ダタラ』(人気投票全体の19%)
人気投票結果上位「夜雀」(76%)
個人的希望「みすちー」

さあさあ、みすちーには奇しくもなりませんでしたが、一本ダタラですよ。ダタラ。今も住んでるらしいね。会いたいような会いたくないような。
んで、人気投票上位の「夜雀」は和歌山、四国に現れる妖怪で、よくネタに使われる「チンチン」という鳴き声は和歌山人がつけました。まる。
まあ、和歌山のは「雀送り」、「送り雀」という近縁種だったりしますが。別に夜雀でもいいじゃん!みすちーでもいいじゃん!ということで、みすちーでした(ぇ
ちなみに、夜雀は捕らえると夜盲症になります。これが鳥目ネタのスペカの元となってますね。


そして、今日の絵はイク原良純だ。
天気予報も気質発現でバッチリだぜムフゥー!
イク原良純的な

妖怪四十七士に物申す!~北海道・東北・関東編~

だいたいmixiで書いてたもののコピペです。
ゲゲゲの鬼太郎「妖怪四十七士紹介ページ」


○北海道代表『ミンツチ』(人気投票全体の10%)
人気投票結果上位「コロポックル」(48%)
個人的希望「パウチ」

誰もが「コロポックル」で決まるだろうと思われていた北海道の代表妖怪。
しかしまさかの河童の一種である「ミンツチ」に。おそらく大人の事情で何かしら河童の四十七士入りを決めたかったのかもしれない。
河童は全国に伝わってるから一概にどこの県だとか決められないもんね。
でもやっぱり俺としては隠魔「パウチ」のほうg(ry
パウチはぬ~べ~にも出てきてそれはもうはしたなかったね!

○青森県代表『赤舌』(人気投票全体の73%)
人気投票結果上位「赤舌」
個人的希望「特になし」

人気投票がちゃんと反映されて赤舌になった青森県。
「人の約束を妨害する」神のような妖怪なので今までアニメでも原作でも鬼太郎と必ず敵対していた。そして今作でまさかの味方に。
赤舌というと水の妖怪のイメージが強いが、一応「約束を妨害する神」ではあるものの複雑な関係で水とも関係あるそうだ。
しかし、3期の赤舌の回で「炎の妖怪5人衆」が登場するのはまさにすごい燃えるシーンだったなぁ。

○岩手県代表『座敷童子』(人気投票全体の42%)
人気投票結果上位「遠野の河童」(45%)
個人的希望「スネカ」

案の定「座敷童子」と妥当なところに。今まで密かに妙な存在感放ってたもんな。
しかし女の子だけだと苦情があったのかエロゲー主人公な男の座敷童子まで登場した。
だが、人気投票結果を見るとなんとしても遠野物語に関連付けた妖怪を出させたかった投票者のやるせない思いが伝わってくる。

○宮城県代表『タンコロリン』(人気投票全体の7%)
人気投票結果上位「いやみ」(53%)
個人的希望「特になし」

人気投票結果に反してタンコロリン。そういえば「いやみ」になるのをなんとしても防ごうとしていた人がどこかにいたなぁ。
んまぁ、結果タンコロリンになって良かったですな。
そういえば、今日の放送でタンコロリンが出てきたが、真剣なシーンなのについ笑ってしまう演出でしたw

○秋田県代表『なまはげ』(人気投票全体の57%)
人気投票結果上位「なまはげ」
個人的希望「つらら女」か「三吉鬼」

妥当な結果に。しかし、秋田には「つらら女」や「三吉鬼」と魅力のある妖怪もある。
水木絵のつらら女は結構インパクトが強く、3期EDでトラウマになった人も多いのでは?w

○山形県代表『雪女(葵たん)』(人気投票圏外)
人気投票結果上位「旧鼠」(30%)
個人的希望「特になし」

まさかの圏外から飛び入り参加、しかも巨乳美人でかなり優遇されてるといういい事ずくめな山形県。
ってか、旧鼠はぬらりの一味でしょうがw流石に見かねたスタッフが投入したのかもしれない。

○福島県代表『亀姫』(人気投票全体の19%)
人気投票結果上位「濡れ女」(23%)
個人的希望「特になし」

濡れ女は基本的に人に害を成す妖怪だからか、それとも特に福島に伝わっている妖怪というわけでもなかったからか、選ばれることはなかった。
そして選ばれた亀姫。こちらは猪苗代城に出現し、城主の命が尽きるのを予言するという。
まあ、あまり良い妖怪とも言えるものではないが、兵庫の妖怪に姫路城に棲んでいたという「長壁」が決定したために選ばれたのだろう。
ちなみに、「長壁」と「亀姫」は姉妹だそうだ。妖怪で姉妹ってのはそうそういないので面白いものである。

○茨城県代表『わいら』(人気投票全体の2%)
人気投票結果上位「日和坊」(59%)
個人的希望「特になし」

さてさて、茨城の妖怪人気投票。日和坊を裏切って「わいら」に決定しました。
なんだかフライドチキンを連想するような姿になってますが、おそらく雄のわいらでしょうね。
というのも、実はこの妖怪。珍しく雄と雌がいるんです。雄は土色、雌は赤色だそうです。
とはいえ、てるてる坊主の元となった日和坊になるのもよかったんじゃないかと思ったり思わなかったり。

○栃木県代表『雷獣』(人気投票全体の62%)
人気投票結果上位「雷獣」
個人的希望「特になし」

なんと一度倒されたはずの雷獣が復活して登場。
デジモンっぽい見た目は相変わらず。
栃木といえば、殺生石のある場所ですが、流石に九尾の狐はチーがいたからダメだったかw

○群馬県代表『天狗(黒鴉)』(人気投票圏外)
人気投票結果上位「茂林寺の狸」(96%)
個人的希望「オボ」

飛騨の天狗ポリスだからてっきり岐阜県代表になるかと思ってますた。
おそらく人気投票最大レベルの裏切り決定。
ちなみに、俺が言う「オボ」は岡山の「すねこすり」みたいな妖怪ね。ぶっちゃけオボ決まったら被っちゃうね(ぇ
そういえば、射命丸最近描いてないなぁ。

○埼玉県代表『夜道怪』(人気投票全体の43%)
人気投票結果上位「夜道怪」
個人的希望「夜道怪」

元々は人攫いの妖怪である「夜道怪」だが、五期アニメで「闇を操る」という厨臭い性能を持って登場。
まあ、カッコイイしこれでいいかな。

○千葉県代表『かぶきり小僧』(人気投票全体の29%)
人気投票結果上位「祢々子河童」(47%)
個人的希望「特になし」

かぶきり小僧はいたずら小僧な妖怪。とはいえ、寂しい山道で人に声をかけたり、子供に混じって遊ぶぐらいの程度。
人気投票では「祢々子河童」ですが、水木しげるの祢々子河童は見た目がかなり怖いですw
ぬ~べ~のだとおっぱいでしたけどね。

○東京都代表『一つ目小僧』(人気投票全体の26%)
人気投票結果上位「豆腐小僧」(45%)
個人的希望「本所七不思議」

一つ目小僧と豆腐小僧、ポピュラーなのは一つ目小僧ということで、小僧尽くしな東京。
流石に七不思議全部入れるというワケにはいかなかったかw

○神奈川県代表『みかり婆』(人気投票全体の3%)
人気投票結果上位「土用坊主」(64%)
個人的希望「土用坊主」

一つ目小僧と共に現れる妖怪、みかり婆。おそらく東京で一つ目小僧がが決まったのでついでだろうか。みかり婆は家の戸口を叩き、みのを貸してくれというのだそうだ。
しかし、みの貸したから祟りがあったという話などは無いのだが、何故かみかり婆よけの方法がいくつかある。
やっぱり妖怪に何かモノを貸すのは気味が悪かったのだろう。
ちなみに、土用坊主は土用の日に現れる土地の神の一種であり、土用の日に土いじりすることは土用坊主の頭をかき回すことになり、下手すると隣人を巻き込むほど祟り殺されてしまうのだそうだ。
なんとも恐ろしい妖怪が人気投票の上位になったもんだw
ちなみに、水木絵の土用坊主はおかしいだろって程妖怪に影がついていて初見ではビックリするだろう。


今日の絵はヤマメ
ヤマメ
ヤマメはちょっとぷにぷになほうが可愛いですねw

そして最近のブームw
(※音量注意)

誰ぞ?

サラマン

Author:サラマン
痛い子です。基本的に絵の更新します。

東方とかゆめにっきとか妖怪とか相撲とかTHE BACK HORNとか天文とか野鳥とかその他様々なサブカル趣味を持っている。

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